皮は香ばしく、身はほどける。清水で味わう関西流うなぎの真骨頂 静岡市「かん吉」

 皮がパリッと音を立て、箸を入れると身がふわりとほどける。静岡市清水区御門台。南幹線沿いの「かん吉 清水店」でまず出会ってほしいのは、迷いなくこれだ。吉田町産のうなぎを一匹まるごと使った「特撰うな重」。
 背開きで捌き、備長炭で一気に焼き上げる関西風の地焼きにこだわる。火力の強さが表面を香ばしく締め、二度焼きによって中の水分を逃さない。その結果、皮は軽やかに弾け、身は口の中でほどけていく。
 うな重を支えるタレは、甘みを軸にした秘伝の配合。2種類の醤油に砂糖、みりんを合わせ、継ぎ足しながら使い続けてきた。焼きの香りと合わさることで、うなぎの旨みが一段深く立ち上がる。

特撰うな重(5350円)
特撰うな重(5350円)

 もう一つの名物が、開店当初から続く「ひつまぶし」だ。名古屋で修業した先代の経験が息づく一杯で、そのまま、薬味を添えて、出汁をかけてと、表情を変えながら楽しめる。最後は好みの食べ方で締めるのが、かん吉流。

特撰ひつまぶし(5500円)
特撰ひつまぶし(5500円)

 白焼きを味わいたいなら「特撰 白焼膳」を。焼きたてをすぐに頬張れば、脂の甘みが際立つ。ワサビ醤油はもちろん、塩だけで引き立つのも素材の良さゆえだ。

特撰 白焼膳(5350円)
特撰 白焼膳(5350円)

 脇を固める「うまき」も見逃せない。蒲焼きを秘伝のタレでふっくら煮込み、だし巻き玉子で包む。出汁とうなぎが一体となり、口当たりは驚くほど軽い。

うまき(1000円)
うまき(1000円)

 炭火と向き合い、うなぎと正面から向き合ってきた20年。御門台で磨かれてきた関西風うなぎの真価を、ここで確かめてほしい。

皮は香ばしく、身はほどける。清水で味わう関西流うなぎの真骨頂 静岡市「かん吉」

かん吉 清水店
静岡市清水区御門台3-10
電話番号:054-348-1712
定休日: 不定休
営業時間:平日  11:00~14:00
土曜・日曜・祝日 11:00~14:00/17:30~20:30
※うなぎがなくなり次第 閉店することもあります。
Pあり

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