28人が犠牲 静岡県の熱海土石流災害の発生から3年半 被災者が黙とうを捧げる
28人が犠牲となった静岡県の熱海土石流災害の発生から3年半が経ちました。避難生活を余儀なくされる被災者が黙とうを捧げました。
消防に最初の通報があった午前10時28分。自宅が被災した太田滋さん家族3人が3日、犠牲者を悼み黙とうを捧げました。
●太田かおりさん:
「みんな早く(伊豆山地区に)帰って穏やかな正月を迎えたい気持ちだと思うんです。何でそれができないのか。毎月ここで思います。3年半長かったなという思いですね」
太田さん夫妻は今年中に伊豆山に戻る予定です。
●太田滋さん:
「(帰還すれば)気持ちも落ち着くでしょうし、今まで通りの生活がしたい」
土石流災害の警戒区域が解除されて1年4カ月が経ちましたが、河川や道路の復旧工事の遅れで23世帯・48人が帰還できていません。