伊東市のメガソーラー建設の工事許可取り消しを命じた判決が確定へ 県知事が控訴しない考え明らかに 静岡 

 静岡県伊東市で計画されているメガソーラー建設を巡る裁判で、静岡地裁が住民らの訴えを認め県に工事許可を取り消すよう命じた判決について、鈴木知事は控訴しない考えを明らかにしました。

静岡県 鈴木康友知事:「県といたしましては控訴はせず、判決を確定させる判断をいたしました。訴訟を終結させることが不安を抱える周辺住民の皆様の生命財産を守ることにつながると考え、異例ではございますが、私の政治判断として今回のように決定をしたものでございます」

 伊東市八幡野のメガソーラー建設計画を巡っては、計画地周辺の住民29人が2023年1月、市が事業者に出した工事の許可を取り消すよう求める訴えを起こしました。

 その後、熱海土石流災害などを踏まえ、全国で盛り土を規制する条例が変わり、許可権限が去年伊東市から県に移ったため、訴訟も県が引き継ぎました。

 10月15日、静岡地裁は「伊東市が防災の観点を考慮せずに出した許可を県が忖度した」と指摘し、県に工事許可の取り消しを命じました。

 これを受け、鈴木知事は27日の定例会見で控訴しない考えを明らかにしました。

静岡県 鈴木康友知事:「安全性に非常に不安を持って、これまでこうした対応してきたということですので、それを最優先して県としての判断をしたということです」

 知事の判断を受け、伊東市長は。

静岡・伊東市 杉本憲也市長:「本当に知事が、伊東にとって、寄り添ったありがたい判断をしていただいたと思っています。率直に感謝申し上げます。早期に解決をするという中では、やはり控訴せずに確定をしていただくということが、一番でありましたので、伊東市にとっても本当にプラスに働く」

 今後、県は今回の判決で許可の取り消しを命じられた2021年9月に事業者が変更申請した内容について、改めて審査をすることになります。

      *静岡県の鈴木知事と伊東市の杉本市長のコメント追加

静岡地裁
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