幼児含む14人が4日間漂流…海が荒れ燃料切れ 救助した漁船を市が表彰 静岡・焼津市


 8月にパプアニューギニア沖で漂流していた14人を救助した静岡県焼津市の水産会社を、市が表彰しました。

 表彰を受けたのは焼津市飯淵にある「極洋水産」です。傍島康之社長に中野弘道市長から表彰状が渡されました。

 極洋水産の「第7わかば丸」は、7月に焼津漁港を出発。パプアニューギニア沖で漁を終え、漁場調査をしていました。そして、8月8日にボートで漂流していた幼児2人・子ども2人を含むパプアニューギニア人14人を見つけて救助したということです。ボートは島の間を行き来するためのもので、海が荒れて、燃料切れで4日間漂流していました。飲み物や食べ物がなく、発見当時は少し衰弱していましたが、食事を取って元気になり、翌日、最寄りの港で関係当局に引き渡したということです。

極洋水産株式会社 傍島康之社長:「乗組員が適切な処置をしてくれたことに非常に誇りを思っています」