「もったいないと思った」 廃棄予定の制服や靴など116点持ち出したか…幹部自衛官を停職3カ月 静岡・焼津市 空自静浜基地

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 静岡県焼津市の航空自衛隊静浜基地で、保管していた廃棄予定の制服や作業服など116点の衣類を持ち出し、所持していたとして、幹部自衛官が停職3カ月の懲戒処分を受けました。

 停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、静浜基地に所属する2等空尉の男性自衛官です。静浜基地によりますと、男性自衛官は2005年から2018年ごろまでの間に、所属していた基地にある倉庫に保管されていた廃棄予定の制服や作業服、靴などあわせて116点を許可なく持ち出し、自宅や貸倉庫などに保管していたということです。

 2018年10月に男性隊員の自宅を捜索したところ、衣服などが見つかり発覚しました。

男性隊員は「廃棄されるものがもったいないと思い、服が汚れそうな作業の時に使用しようと予備用として確保していた」と話しているということです。

 静浜基地の芳賀和典基地司令は「長年にわたり不正に所持していた行為は、悪質で当然容認できない。今後も道徳教育遵法精神についての指導を万全にしてまいる所存です」とコメントしています。