ハロウィンの盛り上がりは…直前の週末は人出まばら　３１日はＤＪポリス出動し警戒　静岡

久須美舞記者：「ハロウィン直前の日曜日。午後７時前の中心市街地です。普段の日曜日より人通りが多いなと感じます。そんななか仮装している人の姿もあります」

　１０月３１日は「ハロウィン」です。静岡県内でも近年、ハロウィン直前の週末になると、仮装を楽しむ人たちで道が埋め尽くされるほど混雑していました。ところが、２９日の静岡市中心街にそうした光景はなく、人出はあったものの仮装を楽しむ人の姿もまばらでした。

　そうした様子は２８日も─

嶋田光希アナウンサー：「午後７時すぎの伝馬町です。このあたり仮装をしている人もいるが、去年と比べるとかなり人数は減っているようです」

　２８日は人出も少なく、連日寂しげな雰囲気となったハロウィン直前の静岡。しかし、「いつもと違うハロウィン」は県内だけではありませんでした。

　週末の東京・渋谷には大勢の警察官の姿が─。今年は新型コロナの５類移行やインバウンド復活で、ピークの年を上回る６万人の人出が予想される中、渋谷区長が「渋谷に来ないで」と呼び掛け、警備員らおよそ３７０人を動員するなど過去最大級の警戒態勢で迎えた週末となりました。スクランブル交差点には英語で語りかけるDJポリスも登場。さらに車両規制も行われ、スクランブル交差点を通る大通りは通行止めになりました。

　こうした過去最大級の厳戒態勢のなか、街を訪れる人にも変化が…。去年と比べると、仮装をしている人の数が少ないことが分かります。さらに、仮装する人の多くは外国人でした。こうした「渋谷の影響」が県内の若者にも伝わったのでしょうか。

仮装した人：「（去年は）日曜日にめちゃくちゃ人がいた。なのできょうかなと思って来たら、閑散としていて、恥ずかしい」

仮装した人：「今年は仮装している人が少ない。去年より人が減ったかなと」

　やはり仮装してきた人も、今年は物足りない様子。ただ中には空いていたおかげで子どもと楽しめた人も─

家族で仮装した人：「（家に）あるもの着けてて、これだけでも楽しい。きょうもそんなに（仮装は）居ないが、ちらほらはいる。これが静岡だよね。これくらいがちょうどいい。ごちゃごちゃしてなくて」

Ｑ．こういう格好で皆で来られてどう？
Ａ．「嬉しい」

　例年と違ったハロウィン直前の週末。ただ、県警は警戒を続けていて、３１日のハロウィン当日にはＤＪポリスも出動し、注意を呼び掛けていく予定です。

　　　（10月30日放送）