消防士が死亡したビル火災受け消防職員600人対象にアンケート調査を実施「法令順守と内部統制の観点から検証を行う」静岡市
去年静岡市で消防士が死亡した火災を受け、静岡市は消防職員およそ600人を対象に対して、職場環境などについてのアンケート調査を始めたことがわかりました。
去年8月、静岡市葵区の呉服町のビルで発生した火事では、駿河消防署の消防士・山本将光さん(当時37)が死亡しました。
静岡市消防局が立ち上げた事故調査委員会の報告書では、安全を最優先する組織風土の構築など、5つの再発防止策を講じることを求めていました。
静岡市は報告書の内容を踏まえ、「法令順守と内部統制の観点から検証を行う」としていて、8日から消防職員およそ600人を対象に、組織風土や組織体制についてのアンケートを始めました。
市は、年度内に結果をまとめる方針です。