警察官が野鳥に気づき発覚…スズメやヒヨドリなど73羽の野鳥を飼育したか 65歳の男性を書類送検 静岡・沼津市

 摘発のきっかけはパトロールでした。飼育が禁止されている野鳥73羽を静岡県沼津市の自宅などで飼っていたとして、65歳の農業の男性が書類送検されました。

 沼津市に住む農業の男性(65)は2020年から今年6月まで、飼育が禁止されている13種類の野鳥73羽を沼津市の自宅などで飼っていた鳥獣保護法違反の疑いが持たれています。警察によりますと、男性の自宅近くをパトロールしていた警察官が、野鳥が飼育されていることに気付きました。野鳥はスズメ30羽、カワラヒワ10羽、ヒヨドリ6羽、トビ2羽など13種類です。捜査関係者によりますと、野鳥のほとんどは空に帰されましたが、トビ2羽は衰弱しているということで、近くの動物園で保護されています。鳥を捕獲した箱わなは男性が自分で作ったということです。

 男性は容疑を認めていて、捜査関係者によりますと、「子どものころから野鳥を飼いたいと思っていた」と話しているということです。