【袴田事件】第3回再審公判を終えて
それでは袴田さんの第3回再審公判を終えた弁護側と検察側の反応です。
袴田巌さんの姉 ひで子さん(90):
「きょうの裁判は、なんか知らんが書いたものを読んでいるという感じ。黙って聞いていた。味噌工場のタンクに橋本藤雄商店のたっての希望で検査しなかったと言うそんな馬鹿なと聞いていた。ともかく当時の母親や兄貴の証言が出ていたが、長々とそういうものをしゃべっておりました。だからこれじゃえん罪はなくならないなと思いました。
次回公判では)きょうの検察官のことに、すべからく反論してほしいと思っています」
小川秀世事務局長
袴田さんの弁護団 小川秀世事務局長:
「非常に弱い所ばかりで、枯れ木も山のにぎわいというような印象を持った。5点の衣類が犯行着衣であるかというところについて、一番再審請求審で問題になったところ。最高裁が問題にしたところそこについての主張立証が一番簡単だった」
検察は
一方、検察側も取材に応じ
「まずは5点の衣類の発見の経緯や損傷状況などから、犯行時に着用していたものであること。
被告人が所持していたもの、それを被告人が犯行時に着ていた。
この3点で立証するのが大きなところ。
5点の衣類はねつ造ではないと主張して次回も述べていく。」としています。
次回、4回目の再審公判は12月11日に開かれます。