「誤って湖に落ちた」事故を装い30年来の友人を殺害した疑い 借金が犯行の動機か 浜松市西区
浜松市の浜名湖で10月、愛知県の52歳の男性が殺害された事件で、逮捕された友人の男は「誤って車で湖に落ちた」と事故を装ったとみられることがわかりました。
梅田航平記者:
「午前8時半です。いま容疑者が警察車両に乗せられます。表情は確認できません」
愛知県新城市の無職の男(53)は10月21日の夜、浜松市西区の浜名湖内山海岸で乗用車を転落させ、30年来の友人の男性(52)を溺死させた殺人の疑いで6日朝送検されました。
これまでの調べで、転落した車は男が運転していたことがわかっていて、事件翌日男は転落場所から4キロほど離れた海岸で、足をけがした状態で保護されました。
捜査関係者によりますと、男は当初警察の調べに対し「誤って湖に落ちた」という趣旨の話をしていて、事故を装ったとみられています。
しかし現場にブレーキの跡はなく、警察が追及したところ殺害を認めたということです。
男は男性に借金があり、これが犯行のきっかけになった可能性もあるとみて、警察は慎重に調べています。