70代女性が6900万円の詐欺被害 警察官名乗る男「ネットバンクの口座作ってお金移して」…全額引き出される 静岡・沼津市

 新しく作ったインターネットバンクの口座に現金を移すよう電話で指示を受け、静岡県沼津市の女性がおよそ6900万円をだまし取られました。

 去年9月15日、沼津市に住む不動産経営の70代女性の携帯電話に警察官や検察官を名乗る人物から「あなたの口座が詐欺グループに使われている」「新しくインターネットバンクの口座を作ってお金を移してください」などと電話がありました。警察によりますと、女性は口座を複数作り、現金あわせておよそ6900万円を移していましたが、1月12日に確認したところ、ほぼ全額が引き出されていたということです。

 警察はネットバンクの口座を開設する際に、女性から言葉巧みにIDやパスワードなどを聞き出していたとみて調べています。