焼津港冷凍カツオ窃盗事件 第3ルートで被害を受けた船会社11社が焼津市の水産加工会社など3社とその役員らに8億円余りの損害賠償を求めて提訴

静岡県の焼津漁港を舞台にした冷凍カツオ窃盗事件で、いわゆる第3ルートで被害を受けた船会社11社が、犯行に関与したとされる焼津市の水産加工会社などに、8億円余りの損害賠償を求めて提訴したことが分かりました。

 全国屈指の冷凍カツオの水揚げを誇る焼津漁港では、古くからカツオの中抜きが横行。

 2021年に警察が事件化し、水産加工会社役員や、漁協職員らを相次いで逮捕しました。

 今回、損害賠償を求める訴えを起こしたのは、いわゆる第3ルート事件で被害を受けた静岡県内外の船会社11社です。

 提訴は22日で、訴えによりますと、事件に関与したとされる焼津市の水産加工会社など3社とその役員らに2016年から2021年の間に受けた被害分8億円余りを賠償するよう求めています。

焼津漁協への強制捜査 2022年