トヨタ、スズキ、ヤマハ発動機など自動車メーカー5社から虚偽データ提出や試験車両の不正加工などの不正行為が発覚
ダイハツ工業などで相次いだ車両認証試験での不正問題を巡り、国土交通省は合わせて5社から不正の報告を受けたと発表しました。静岡県内企業のスズキとヤマハ発動機も含まれています。
国交省によりますと、5月末時点で不正行為が報告されたのはトヨタ自動車やマツダなど合計5社です。
5社は自動車の大量生産に必要な型式指定の認証試験で虚偽データの提出や試験車両の不正加工などを行っていたということです。
県内企業でも、スズキが2014年から2017年まで生産・販売していたアルトでブレーキに関する数値の不正が発覚したほか、ヤマハ発動機でも生産終了となったモデルを含め、3車種で書類の不備や騒音試験時の不適切事案が発覚していて、そのうち現在生産中の1車種の出荷を停止しました。
スズキとヤマハ発動機によりますと過去に出荷済みの対象車種はいずれも実際の使用時に支障はないということです。
国交省は不正が発覚した5社に対して、今後立ち入り検査を実施し、不正行為の事実関係などの確認を行うとしています。