東日本大震災を経験した東北大学のプロジェクト講師が静岡市の中学で減災をテーマに出前授業 12月1日の地域防災の日を前に

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東北大学の講師が静岡市の中学校で震災の経験と教訓を伝える出前授業を行いました。

根方萌乃記者:
「きょう授業を行っているのは東日本大震災を経験した東北大学の講師。こうした出前授業を400カ所以上で行ってきました」

 常葉大学附属橘中学校では12月1日の地域防災の日を前に、初めて減災をテーマにした授業が行われました。

 講師を務めたのは、東北大学の保田真理博士です。

 これは東北大学が行っているプロジェクトで、東日本大震災以降、400を超える小中学校で防災・減災への理解を深める出前授業を行ってきました。

東北大学 災害科学国際研究所 保田真理博士:
「巨大な地震で私たち、経験したこともなかったし、想定すらそこまで大きな災害の想定できていなかった」

 震災の経験を風化させてはならないとの願いが込められた授業。

 当時の津波の状況や南海トラフで想定される津波のシミュレーションが示されると、生徒たちは真剣な表情で話に聞き入っていました。

参加した生徒:
「もっと家族と話し合って備えていきたいなと思った」