マダニにかまれたか…80代女性が日本紅斑熱に感染 静岡県内で今年初めての患者
静岡・熱海保健所管内の80代女性が、マダニが媒介する日本紅斑熱に感染しました。静岡県で今年初めての患者です。
県によりますと、女性は3月23日ごろに全身が筋肉痛となり、29日に入院、30日には39℃前後の発熱や発疹、肝機能障害、腎不全が確認されました。その後、検査を実施、血液から日本紅斑熱の遺伝子が検出されました。女性は11日現在入院していますが、症状は快方に向かっている、ということです。
日本紅斑熱はマダニに噛まれることで感染しますが、人から人への感染はありません。県内では2000年以降、68人の感染が確認され、このうち7人が死亡しています。
女性は発症前に山林に出かけていることから、県はこの時にマダニにかまれた、とみています。
マダニは春から秋にかけて活動が活発になることから、県は野山や草むらに入るときには、長袖、長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくしてマダニにかまれない対策を取ってほしい、と呼びかけています。
