「はしか」と診断された女性が4月26日午前品川駅から掛川駅まで東海道新幹線に乗車したことが判明 静岡県が注意呼びかけ

東京都内で「はしか」と診断された女性が、その潜伏期間中の4月26日午前に新幹線で静岡県掛川市を訪れていたことが分かりました。静岡県は同じ新幹線を利用し、感染した疑いがある人はすぐに医療機関に連絡の上で受診するよう呼びかけています。

 2日東京都内で30代の女性が「はしか」と診断されました。

 静岡県によりますと、この女性の発病日は4月27日で、その前日26日の午前9時04分に、品川駅から東海道新幹線こだま711号新大阪行き・3号車自由席に乗って、掛川駅を訪れていたということです。

 「はしか」は感染力が極めて強く、飛沫(ひまつ)感染や接触感染など様々な感染経路があります。

 感染するとおよそ10日後に発熱やせき、鼻水、目の充血といった風邪の様な症状が現れ、その後39度以上の高熱と発疹がでるということです。

 静岡県は患者と同じ新幹線を利用し、接触した疑いがある人は最大21日間体調に注意すること。

 また、「はしか」を疑う症状が現れた人は、公共交通機関の利用を控えつつ、事前に医療機関に連絡の上速やかに受診するよう呼びかけています。

静岡県庁
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