「責任を一生抱えて生きてください」…17歳の高校生殺害の罪で22歳の男に懲役17年の判決 静岡地裁浜松支部
裁判長は「責任を一生抱えて生きてください」と述べました。静岡県湖西市の浜名湖で男子高校生を殺害した罪などに問われている22歳の男に対し、静岡地裁浜松支部は懲役17年の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、浜松市の22歳の無職の男は去年2月、知人の家でフィリピン国籍の男と共謀して、当時高校2年生の少年(17)に殴る蹴るなどの暴行。車のトランクに監禁して移動後、浜名湖で溺死させた殺人の罪などに問われています。

地裁浜松支部で開かれた判決公判で來司直美裁判長は「意識障害に陥った被害者を湖面につき落としたら死亡すると確実に認識していた。殺意は強い」と指摘し、男に懲役17年の判決を言い渡しました(求刑18年)。そして男に対し、「社会復帰し自身の子に会うことがあるなら、その子と同じ年代の子を手に掛け、未来を永遠に奪った責任を一生抱えて生きてください」と述べました。
