冷凍庫に5歳の女の子の遺体が遺棄された事件 母親を遺体遺棄の疑いで送検 静岡・掛川市

掛川市で冷凍庫に5歳の女の子の遺体が遺棄された事件は、逮捕された母親が車のトラブルで駆けつけた警察官に「娘がいなくなった」と話したことをきっかけに発覚したことが分かりました。

和田佳代子記者
「畑や住宅が混在する地域で事件は起こりました。奥に見える母屋の冷凍庫から女の子の遺体が発見されたということです。」

 掛川市の住宅の冷凍庫から5歳の女の子の遺体が見つかった事件。

 警察は23日掛川市大坂の無職の女(37)を死体遺棄の疑いで送検しました。

 女は9月中旬、長女(当時5歳)の遺体を自宅の冷凍庫に遺棄した疑いがもたれています。

近隣住民
「警察がいっぱい来てて何だろうって。(母娘は)よく散歩してたりしてました。信じられない」

近隣住民
「防災訓練も大体一家に一人が出るところを、去年なんかはね、ご夫妻とお嬢ちゃん3人で来ていたので、仲良さそうでしたけどね。」

 仲が良さそうに見えていたという、母と娘。

和田佳代子記者
和田佳代子記者

 事件発覚の背景も徐々に明らかになってきました。

 捜査関係者によりますと、9月16日の午前9時すぎ、女乗る車がトラブルとなり警察が現場に駆け付けました。

 その場で突然、こんなことを口にしたといいます。

女(9月16日)
「5歳の娘が行方不明になった」

 そこから警察は長女の捜索を開始。

 2時間後、女の自宅冷凍庫から長女の遺体を見つけたといいます。

 司法解剖の結果、長女の死因は「窒息死」とみられ死後数日が経っていたということです。

 また、発見当時衣服は着ていて、目立った外傷はなかったということです。

 遺体発見後から入院をしていた女。

 警察は認否を明らかにしていませんが、殺人容疑も視野に事件の経緯を詳しく調べています。

送検される母親・浜松西警察署
送検される母親・浜松西警察署