静岡市の夏祭りの会場に車で突っ込み客を引き殺そうとした罪に問われた男に懲役8年の判決 静岡地裁
2023年静岡市の夏祭りの会場に乗用車で突っ込み、客を殺害しようとした罪に問われた男に静岡地裁は懲役8年の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、静岡市の会社員の被告(28)は2023年8月、静岡市葵区で開かれていた夏祭りの会場で、客をひき殺そうと乗用車で突っ込み、4人にけがをさせました。
これまでの裁判で被告は「殺すつもりでやったわけではない」などと起訴内容を一部否認していて、弁護側も傷害罪の適用を求めていました。
21日の判決で静岡地裁の丹羽芳徳裁判長は「車を進入させることによって、死亡させる危険性が高いと分かっていたと認められる」などと殺人未遂罪が成立すると指摘。
一方で「客観的な事実を認め示談が成立しているほか、被害者らに謝罪をしている」などとして、検察の懲役12年の求刑に対し懲役8年の実刑判決を被告に言い渡しました。
