『袴田事件』から60年 一家4人強盗殺人・再審無罪の袴田巌さんの”今” 90歳、消えない「死刑への恐怖」 姉のひで子さん(93)はパリで死刑廃止訴え

 1966年に、静岡県の旧清水市で一家4人が殺害された事件が発生してからきょうで60年となります。再審無罪が確定した袴田巌さんの今を取材しました。

 3月で90歳になった袴田巖さん。今は穏やかな日々を送っています。

 60年前の6月30日。旧清水市でみそ会社の専務一家4人が殺害された事件が発生し、逮捕された袴田さん。再審で無罪が確定するまで、実に58年もの年月を要しました。

 「死刑への恐怖」による拘禁反応は今も残っています。普段は1日3食しっかりと食事を取っていて、犬などの動物や花に興味を示すことが多いといいます。

『袴田事件』から60年 一家4人強盗殺人・再審無罪の袴田巌さんの”今” 90歳、消えない「死刑への恐怖」 姉のひで子さん(93)はパリで死刑廃止訴え

そんな巖さんを支えてきた姉・ひで子さん。遠く離れたフランス・パリにきのうから滞在しています。

●袴田ひで子さん(93)スピーチ:
「ボンジュール。私は日本から参りました。袴田ひで子と申します」

 「死刑廃止世界会議」に招待され、死刑廃止を訴えるスピーチをしていました。

●袴田ひで子さん(93)スピーチ:
「日本にはまだ死刑制度があります。もう先進国の日本でも、まだ残っているんです。死刑制度というものは早く無くなるように願って止みません。」

姉・ひで子さん
姉・ひで子さん