28人死亡の熱海土石流から5年 被災地では追悼式が開かれる 年に1回の裁判の経過報告を兼ねた集会に集まる人は年々減少…

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 あの日から5年。鎮魂の祈りに包まれました。2021年に静岡県熱海市で発生し、28人が犠牲となった土石流災害。被災地では追悼式が開かれました。

あの日から5年が経ちました。

 2021年7月3日。熱海市伊豆山で大規模な土石流が発生。災害関連死を含め、28人が亡くなり、現在も12世帯、25人が避難生活を余儀なくされています。

 被災地では、けさ、追悼式が行われ、遺族の他、鈴木知事や、熱海市の斉藤栄市長などが参列しました。

●娘を亡くした小磯洋子さん(76):
「5年だから、1年だから、10年だからという節目は遺族にはないので、ずっとこのまま死ぬまで こうなのだろうと思っている」

●夫を亡くした小川慶子さん(75):
「一番肝心な人災だということを業者も行政も認めてほしい」

 違法な盛り土が原因となった熱海土石流。遺族らは行政に対し、「管理が適切ではなかった」などと責任を追及。土地所有者や行政を相手取った裁判は今も続いています。

●鈴木康友知事:
「1日も早い復旧復興に向けて、我々の取り組みとともに、こうした災害が二度と起こらないように、盛り土規制をはじめ各種法律に基づいてしっかり監視体制も確立した上で、違法盛土等に対処していきたい」

●熱海市 斉藤栄市長:
「被災地域の復旧復興については道半ばであるが、今年度末までの(暫定整備の)ひと通りの完成を目指して、鋭意取り組んでいるところ」

 土石流災害で母親を亡くした瀬下雄史さん。実家があった跡地で黙とうを捧げました。

●母親を亡くした 瀬下雄史さん:
「5年という数字はちょっと区切りがあるのかもしれないが、私にとってはまだ道半ばというか、裁判もまだ終わっていないし。ただ漠然とその5年という歳月が経ってしまった」

 被害者の会の会長として裁判では原告団の先頭に立ってきた瀬下さん。年に一度、裁判の経過の報告も兼ねて集会を開いています。

●母親を亡くした 瀬下雄史さん:
「来るのがつらい。その場所に立つのもつらいし、道中もつらい。被害に遭われた遺族の皆さんもそういう気持ちもあるのかなと。どんどん足が遠のいてしまうのも仕方がないのかな」

 5年という歳月の中、年々集まる人数は減ってきていると言います。

●母親を亡くした 瀬下雄史さん:
「母の墓前に良い報告ができれば一つの区切りになるのでは」

28人死亡の熱海土石流から5年 被災地では追悼式が開かれる 年に1回の裁判の経過報告を兼ねた集会に集まる人は年々減少…