夏はモバイルバッテリーによる火事にご用心 水が入ったペットボトルが原因で発火することも

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●進士記者:
「午前10時半前の静岡市内です。気温計は現在35℃を示しています。強い日差しと高い湿度で汗が止まりません。きょうも暑い一日になりそうです。」

 朝から強い日差しが照り付け、ぐんぐん気温が上昇した県内。佐久間で38.3℃、天竜で35.7℃と4地点で猛暑日となりました。

 暑さによって火事も起きています。真っ黒に焼け焦げウレタンがむき出しになった助手席。21日に掛川市で発生した車両火災の原因は“モバイルバッテリー”によるものでした。

●静岡市消防局 繁田幸佑消防指令:
「モバイルバッテリーの内部にある電解液というものが熱を受けると熱暴走という現象が起きてジェット噴射のように炎が噴出してしまう。夏の車内のダッシュボード付近は状況によって70~80℃くらいまで上昇する。かなりの高温になるので、その状況下でモバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池を置いてしまうと非常に危険な状態となる」

 車内に3時間ほど放置されていたことで発火した、モバイルバッテリー。この火事によるけが人はいなかったということです。

 製品の事故調査などを行うNITE(ナイト)によりますとモバイルバッテリーを含むリチウムイオン電池を使った製品による火災は去年までの5年間に県内で61件発生。このうち1件が死亡事故でした。

 モバイルバッテリーの他に火事の原因になりうるものとして、スプレー缶やガスライター、スマホなどの電子機器があげられます。さらに…

●静岡市消防局 繁田幸佑消防指令:
「水が入ったペットボトル。日中は太陽がかなり高い。そうすると、水が入ったペットボトルがレンズの役割を果たして、その先にあるものに熱を集めてしまい、収れん火災というものが起きてしまう」

 太陽の光がペットボトルを通じて一点に集まることで近くにあるものが発火するケースもあるということです。

 まだまだ暑さが続きそうな県内。発火の原因になるものは車内への放置を避けるだけでなく、直射日光にも気を付けながら取り扱うよう、消防が注意を呼び掛けています。