オフィスの供給率が全国の政令市で最低の静岡市 オフィスを探す人を対象にしたツアーに密着
オフィスの供給率が全国の政令市で最も低い静岡市で、オフィスを探す人を対象にしたツアーが行われました。この取り組みに密着しました。
●参加者:
「なるべく広めで、ワンフロアでトイレとか給湯室とか水回りのところもしっかりついたところを探しています」
●参加者:
「街に近いとか人通りがある方がいいなと」
この日静岡市まちづくり公社が呉服町で行ったのは「空きオフィスツアー」。静岡市内で事業を考えている人に空いているオフィスを紹介するものです。
●静岡呉服町名店街 中村陽史理事長:
「(資料には)各場所の情報とそれから大胆にも金額まで全部書いてありますので、部屋だけではなく入り口とか周りの街とかそういったものも見ていただけるといいかなと思います」
今回の参加者は県内在住の3人で、6つの建物を内覧します。
静岡市によりますと、2024年9月時点で市内のオフィスの供給率はわずか2.3%。公開されている政令市の中で最も低い現状にあります。
こちらの男性は香りのブランドを経営していて、オフィスや店舗として使える物件を探しています。
●参加者:
「店舗みたいなのものも探していて、条件はどんな感じなのかなみたいな感じで来たんですけど」
企業が物件を選ぶ際は、比較的新しい物件を求めることが多いといい、市内で空いている店舗やオフィスがあっても、建物の老朽化などで中々、入り手が決まらないという課題があります。
実際にこの日内覧が行われたある建物も、壁紙がはがれていたり鉄骨がむき出しになったりしていました。
●参加者:
「事務所とかあとは物販もやっているので、そこまで広くなくてという感じではあるんですけど」
一行が訪れたのは、静岡伊勢丹の目の前にある札ノ辻クロスビル。県庁や市役所からのアクセスが良く、2018年に建てられた比較的新しい物件です。
●参加者:「トイレは供用ですか」
●担当者:「6階のホールと7階と2階にトイレがそれぞれございます」
担当者はそれぞれの用途に合わせた改修工事ができることなどをアピールしていました。
●参加者:
「自分でこの中に水回りの調理できるようなスペースみたいなのは作るのは可能ですか」
●担当者:
「可能です。給排水が立ち上げのところまではあるので」
今回の参加者は県内在住で、市内に空きオフィスを探す人でしたが、東京から市内に拠点を移した会社もあります。
●松岡賢次取締役:
「元々は東京の西麻布の方で事務所を構えていました」
「思い切って静岡に本社を移しました」
A440はARやVRなどデジタル技術を使ってコンテンツ作りをする会社で、去年、東京の西麻布から静岡市の七間町に拠点を移しました。
●A440 松岡賢次取締役:
「エンタメを提供する会社ですので、そういう意味では七間町という場所で事業ができるというのはいいよねと」
これまで培った東京の取引先との仕事は新幹線を利用することで日帰りで済み、オンライン会議も浸透しているので問題はないといいます。
参加者は移転の経緯や地域との関わりなどを熱心に聞いていました。
●参加者:
「場所的にすごくいいなというところはあったんですけど、日当たりの問題とか風通しの良さの問題であったりとかで全ての条件がOKという物件に出会うのは中々難しいなと思いました」
●参加者:
「自分のビジネスに合いそうなところをちょっと検討とか、色々イメージがついたのですごく良かったです。相場環境がわかったので色々検討の材料になりました」
今回はオフィスを探すツアーでしたが、年明けには空き店舗を巡るツアーが企画されているということです。