不妊治療の治療費助成や巴川流域の治水対策など…静岡市が県に要望
静岡県の来年度の予算編成をめぐり、静岡市が県に巴川流域の治水対策や不妊治療の治療費助成などを要望しました。
21日、静岡市の大長義之副市長から県の出野勉副知事に来年度の予算案についての要望書が手渡されました。9月には、政令市になって初めて難波市長が直接、川勝平太知事に県予算に関する要望を行っていて、今回は具体的な内容が説明されました。
大長副市長は、去年9月の台風15号で氾濫した、巴川流域の治水対策について、河口水門の早期整備などを求め、出野副知事は「調整しながら前向きな対応をしていきたい」と話しました。
また、去年4月から保険適用になった不妊治療について、政令市も助成の対象とするよう訴えたほか、県内でも目撃が相次ぐツキノワグマの生息状況の調査を行うことも要望しました。