静岡市が毎日モニタリング調査…有害性指摘のPFAS 指針値の54倍検出された日も
有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASについて、静岡市が行ったモニタリング調査で、静岡市清水区の工場周辺の水路から指針の54倍の値が検出されました。
PFASを巡っては、静岡市の調査で清水区の化学工場周辺の水路から国の暫定指針値の5倍を超える濃度を検出。さらに工場周辺5カ所の井戸水のうち4カ所からPFASを検出し、高い所では指針値の26倍となりました。これらの結果を受け、市は、10月31日から工場周辺の水路で、1日2回のモニタリング調査を実施。12日までの調査結果をホームページで16日公表し、9割以上が指針値を超え、10日には、1リットルあたり2700ナノグラムと指針値の54倍の値が検出されたということです。
市は、水路のほか、海への流出口と周辺の井戸2カ所でも、モニタリング調査を行っていて、結果は1週間に1回程度ホームページで公表するとしています。