静岡県議会始まる…85議案を上程 川勝知事めぐり新たな「火だね」も…自民が追及へ

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 静岡県議会2月定例会が開会し、来年度の予算案を含む85の議案が提出されました。

 20日開会した県議会2月定例会には、一般会計およそ1兆3160億円の新年度当初予算案など85の議案が上程されました。予算案には、能登半島地震を受けた災害対策費用のほか、空飛ぶクルマなど次世代エアモビリティの導入促進を目指すイノベーション事業費などが盛り込まれています。

静岡県 川勝平太知事:「SDGsの先進県として、世界の人々が憧れる魅力ある地域を築くべく、全身全霊で取り組んでまいります」

 議会では、浜松市の行政区再編に伴う選挙区の区割りについて、中央区に12人、浜名区と天竜区を合区として3人を割り当てる条例の改正案が可決されました。

能登半島地震発災後すぐに戻らず 自民、川勝知事追及へ

 川勝知事を巡っては、1月4日、能登半島地震を受けて開かれた会議に欠席し、同じ時間帯に開かれた地元メディア主催の賀詞交歓会に出席。県議会最大会派の自民改革会議と公明党県議団が、知事に対し、危機管理の対応が極めて不適切だとして申し入れ書を提出していました。

 この「会議欠席問題」を巡っては新たな火種も…。

 川勝知事は、去年の年末から1月3日にかけ長野県軽井沢町に滞在。自民改革会議は能登半島地震の発災後、すぐに県内に戻らなかったことを、道義的な問題として指摘するなど2月の定例会でも引き続き、知事の政治姿勢について追及する見通しです。

 県議会2月定例会は3月18日までです。