消防士殉職から1年半…消防局が初めて会見で謝罪 「活動に問題あった」と認める 静岡市
静岡市のビル火災で、消防士が殉職した事故について、消防局が活動に問題があったと認め、初めて会見の場で謝罪しました。
伴野泰造警防部長:「申し訳ございませんでした」
おととし8月、静岡市葵区呉服町で発生したビル火災で、消火活動にあたっていた駿河消防署の消防士、山本将光さん(当時37歳)が殉職しました。
静岡市消防局は事故の翌日に開いた会見で、「活動に問題はなかった」と説明していましたが、2月、市が公表した検証結果を踏まえ、事故の重大性と消防局の責任の認識が不十分であったと発言を改め、遺族に謝罪しました。静岡市消防局は今後、2度と事故を起こさないよう職員が安心して職務に専念できる組織改革を進めていくとしています。