静岡県知事選 立候補予定者は県内各地で自分の政策を訴える 石川嘉延前知事の姿も…
それぞれ午前の予定を終えた立候補予定者は、午後、静岡県内各地で県民に直接、自らの政策を訴えました。
大村慎一氏:
「ふだんの仕事や生活の中でのお気づきの点、こういったご意見を頂きまして私それを踏まえて県政に向かって努力をしていきたいと思っております」
大村氏は午後、静岡市で自身を応援する様々な立場の市民有志で作る「オール静岡の会」との意見交換会に臨みました。
参加者:
「例えば中国に問題があった。ベトナムに問題があると皆タイに集まる。まず大手企業がここから出ていかにような工夫を。たくさんの製造業がここに集まっているので、まずはここでモノ作りができるように。モノを作る企業が県内から出ていくのは防いでほしい。」
大村氏:
「コロナ禍の問題で経済安全保障の話も入ってきて、国内に立地することのメリットがまた見直されていますし、今円安でもありますし、まず企業に国内に戻ってきてもらうのがとても重要。大企業・中小企業ともに生産性を向上してもらい静岡で生き残ってもらう。そのお手伝いを行政としてもぜひやっていきたいということで」
またこんな質問も
Q難波市長とは親しい?今度は仲良く?
大村氏:
「前の県政とは相当違うと思います。難波さんはよく存じ上げていますし。副知事をやった者同士で気心も知れている。そこは問題なく「円滑」ということを保証したいと思う。携帯電話もすでに交換しているので大丈夫です。」
この後、藤枝市で行われた街頭演説には、石川嘉延前知事も姿をみせました。
一方の鈴木氏は、きょう、政策発表会見のあと、熱海市に向かい知事選初の街頭演説を行いました。
鈴木氏が県西部、大村氏が県中部に地盤を持つなか、カギを握りそうなのが、県東部の動向です。
難波亮太記者:
「いま鈴木康友氏が三島市に姿を見せた。支援者に拍手で迎えられている」
鈴木氏は熱海駅から新幹線に乗って、同じく県東部の三島市に移動してきました。
鈴木康友氏:
「三島と言うのは、本当に発展している地域だと、うらやましく思っています。東京の通勤圏として、どんどん首都圏からも、人が来てくれるポテンシャルがある。こうしたものを生かして、それぞれの地域経営をし、そして県全体の発展を担っていく、まさに「オール静岡」でやっていくのが、静岡県の宿命でございます」
これまでの選挙では、衆院選も市長選も、常に浜松市で戦ってきた鈴木氏。
自らの選挙で、浜松市以外で街頭に立つのはきょうが初めてです。