静岡県知事選挙で造反行為をした3人の浜松市議に対し24日まで弁明期間を設定 自民党静岡県連

静岡県知事選挙で造反行為をし、自民党県連が処分を検討している一部の浜松市議について、自民党静岡県連は24日まで弁明の期間を設けることを決めました。

 この問題は5月26日の県知事選挙で、自民党本部が大村慎一氏を推薦していたにも関わらず、自民党所属の3人の浜松市議が相手の鈴木康友陣営でマイクを握るなどの造反行為をしたものです。

 党内から厳しい処分を求める声が上がっていて、10日の県連大会では党紀委員会を開くことを決定していました。

 関係者によると19日午前、相坂摂治幹事長や党紀委員会のメンバーが集まり、3市議に対して24日まで弁明の期間を設けることを決定。

 その後ヒアリングの有無や処分を判断する方針です。

柳川樹一郎市議

 17日弁明書を提出した重鎮・柳川樹一郎市議。

 選挙戦では鈴木氏の陣営でマイクを握ったほか、告示前に党本部を訪ね、大村氏の推薦を事実上見送るよう要望していました。

柳川樹一郎市議:
「県連に私らの窮状を分かってもらえないから党本部へその窮状を説明に行った。その経緯を(弁明書に)書いた」

 柳川市議は、浜松市長時代の鈴木知事の功績を評価して支援したと言います。

柳川樹一郎市議:
「私らは市議会議員として(鈴木)康友市政の中で是々非々でいろいろなことをやってきた。浜松の未来のことを考えた中での行政改革であり、区の再編ということをやってきた。当然浜松だってその恩恵にあずかる1行政機関だと思ったら私は応援するのは当然だと思ってやった。ただ党に反したことは反省している。」

柳川樹一郎市議

鳥井徳孝市議と高林修市議

 柳川市議と党本部を訪れすでに弁明書を提出した鳥井市議と、鈴木陣営でマイクを握った高林市議も、先ほど処分を待つ今の思いを語りました。

鳥井徳孝市議:
「浜松市民の声を聞いた中で私が代表してそういう話をさせてもらった。個人としてではなく、公人として私は行動したつもりですので、それについてはやましいとは思わないし、ただそれに対して自民党がどう判断してどうするかはまた別の問題。それは甘んじて受ける」

高林修市議:
「組織だからそこのところは致し方ないと思うが、康友候補を応援したことについては全く後悔はない。弁明書を書いたが、どんな処分でも粛々と受け止めるつもりではいる」

高林修市議