2024年上半期静岡県内企業倒産は去年を1割下回る 今後は人手不足と物価高騰の影響で企業倒産増加の恐れも
上半期の静岡県内企業の倒産件数は、去年と比べておよそ10%減ったことが東京商工リサーチの調べで分かりました。
東京商工リサーチ静岡支店によりますと、上半期の静岡県内企業の倒産件数は99件で、去年より12件減ったということです。
コロナ関連の倒産は17件で、去年より22件少なくなりました。
業種別の倒産は資材価格の高騰を受け、製造業が24件と最多で、建設業が21件、サービス業が17件などとなりました。
一方負債総額は、大型倒産が3件発生したため209億5700万円と、去年よりおよそ6割増えました。
東京商工リサーチは「コロナ関連の倒産は落ち着きを見せているが、人手不足や物価高騰の影響で、倒産が増える可能性がある」と分析しています。