自動運転バスの公道実証運行 定員6人の電気自動車を2台運行 事前予約で誰でも無料で乗車可能 静岡・富士市
静岡県富士市で15日から自動運転バスの公道実証運行が始まりました。
この実証運行では人が車両を監視する遠隔コントロールセンターを市役所庁舎2階に設置。
異なる路線の自動運転車両2台の同時監視を静岡県内で初めて行います。
車両は時速20キロ未満で公道走行可能な電気自動車、定員6人の「グリーンスローモビリティ」を使用。
運行ルートは富士見台ルートと新富士駅~富士駅ルートの2つで、事前に設定された位置データを読み込んで走行します。
安全のためにドライバーは乗りますが、ドアの開閉やスタートの操作をするだけで、ハンドルを握ることはありません。
乗車の申し込みはLINEアプリの事前予約で、誰でも可能で運賃は無料です。
乗車体験した人は 男性:
「まだ初歩の感じがする。実証実験を重ねていろいろな所を回ってくれればありがたい」
乗車体験した人は 女性:
「速度はゆっくりですが(乗り心地は)良かった。ここから富士駅はタクシーを使ったり、路線バスを使ったりするがこういうものがあれば便利だと思う」
富士市 小長井義正市長:
「広く公共交通の使い勝手の良さ、利便性の向上に取り組んでいく。その一つの流れの中に自動運転を位置づけていきながら、確実に実現に向けてさらに進めていきたい」
自動運転バスの公道実証運行は21日まで行われます。