沼津沖の海底15メートルにに沈め醸造させていたクラフトビール 5カ月ぶりに引き上げて試飲会 さてその味は… 静岡・沼津市
静岡県沼津市の大瀬崎の海底に貯蔵されていたクラフトビールが引き上げられ、このほど試飲会が行われました。果たしてその味は?
豊岡武士三島市長:
「乾杯~」
雨模様の中集まった人が味わっているのは、大瀬崎の海底で熟成されたクラフトビールです。
静岡県は全国で5番目に多い34のブルワリーがあるほどクラフトビールづくりが盛んです。
去年3月に沼津市や三島市などが東駿河湾クラフトビール協議会を設立し、海底貯蔵を企画。
去年8月、2本のたる50リットル分を海底15メートルに沈め醸造させていました。
ダイバーがステンレス製のたるを引き上げ、いよいよ5カ月間の眠りから目覚める時―。
ところが…。
「割れちゃったね」
たるが劣化し海水が混入。
しかし、予備的に貯蔵していたもう一つのたるは無事で、コップに並々と黄金色のビールが注がれていきました。
右が冷蔵庫に醸造させていた分で、左側が海底ビール。
見比べてみると色にほとんど違いはありません。
ではその味は?
参加者:
「確かに気分的なものもあるかもしれないけど、でもうまい。なんだろうな、まろやかになってる。最初の一口がねトゲがない」
協議会の会長も務める沼津市の頼重市長も味に満足したようで、今後の展望について次のように話しました。
東駿河湾CB協議会会長 頼重秀一沼津市長:
「沼津は優れた海もありますしそういうところと連携してクラフトビールの付加価値を高めるということにもつながるのかなということではこれから積極的にやっていけたらと思います」