鈴木康友知事が静岡県議会会派と新年度当初予算案などについて折衝 副知事人事案については言及なし
鈴木知事が静岡県議会の各会派と県の新年度予算案について協議しました。
静岡県議会の最大会派自民改革会議は12月、県の新年度予算の編成にあたり、気候変動対策や物価高対策などを要望。
これに対し、30日午前鈴木知事が回答しました。
自民改革会議・相坂摂治代表:
「かなり前向きな制度の立ち上げや、予算の確保に努めてもらったという印象を持った」
一方で注目される副知事人事案についての言及はなかったということです。
自民改革会議・相坂摂治代表:
「1人が沼津市の副市長の立場だから、同じように沼津市でも新たな人事が行われるだろうということになるので、これについては双方落ち着いた議論ができる準備をしなければいけない」
副知事ポストを巡っては森貴志副知事(68)と増井浩二副知事(67)が辞表を提出。
県は、元総務省官僚の平木省さん(50)と、沼津市副市長の塚本秀綱さん(63)の起用に向け準備を進めています。
森副知事に代わり平木さんを副知事に起用する人事案は、県が去年の9月議会に提出する方針でしたが、自民改革会議の一部から「浜松市に偏った人事」との反発を受け、一旦断念。
今回は、会派内で反発の声はないということです。
ふじのくに県民クラブに予算案を説明
午後には、第2会派のふじのくに県民クラブに予算案を説明。
会派が求めていた半島防災の対策強化などの要望のほとんどが反映されたということです。
一方、ここでも副知事人事案については触れられませんでした。
ふじのくに県民クラブ 田口章会長:
「提言項目においてはかなり反映してもらったかなという風に受け止めている。医師確保等についても、最後少し意見交換をしましたが、検討されているかなと思っている」
新年度の当初予算案と副知事人事案は2月18日に開会する県議会2月定例会に上程されます。