静岡・伊豆市の宗教法人の敷地から廃棄物混じりの土砂が流出した問題 県は行政代執行について住民に説明

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 静岡県伊豆市の宗教法人の敷地から廃棄物混じりの土砂が流出した問題で、県と市は27日夜市民説明会を開きました。

 この問題は2020年7月に、伊豆市大平柿木の宗教法人「平和寺本山」の敷地から廃棄物混じりの土砂が柿木川に流出。

 2021年9月、県が平和寺や関係者に対し流出土砂の撤去を命じましたが、現在まで応じておらず、県は行政代執行を検討しています。

 説明会によりますと行政代執行では斜面の崩壊リスクを低減するため、推定1万1000立方メートルの盛り土の内、およそ4000立方メートルを除去し植生マットや排水溝を設置します。

 市民からは残された盛り土の安全性や地下水の汚染を心配する質問が相次ぎました。

 県は対策費を含む新年度予算成立後に業者の入札を実施。早ければ7月にも行政代執行を始め、2026年3月末の工事完了を目指すということです。