大井川鉄道の復旧費用 静岡県と島田市、川根本町が7億8000万円を支援 2029年春の前世巣開通を目指す

一部運休が続く大井川鉄道のあり方を考える会議が開かれ、沿線自治体がおよそ8億円を支援することが決まりました。2029年春の全線復旧を目指すということです。
大井川鉄道は2022年の台風15号の影響で、現在も一部区間が運休しています。
全線再開には被災箇所の復旧や設備の更新などでおよそ20億円以上かかると試算されていて、資金の確保が課題となっていました。
これについて、28日の会議で費用負担の方針が示され、復旧費用のうち大井川鉄道の負担分あわせて7.8億円を静岡県と島田市、川根本町が支援することが合意されました。
大井川鉄道・鳥塚亮社長:
「資金的なめどがこういう形でつけていただいたという点に関しては、遠くに光が見えてきたなと。なんとか下から上げていって、1駅でも2駅でも毎年延ばしていく形にしていきたい」
大井川鉄道は今後被災区間の再調査などを行ったうえで復旧に着手したい考えで、2029年春の全線開通を目指すということです。