静岡・牧之原市で保育園の開園式 園児死亡事件を起こした学校法人から新しい管理者に運営を引き継ぐ

静岡県牧之原市では、園児死亡事件を起こした学校法人から新しい管理者に運営を引き継いだ保育園の開園式が行われました。
旧牧之原市立細江保育園は、2022年9月、別の幼稚園で通園バス内に女児を置き去りにし、死亡させる事件を起こした学校法人が指定管理者として運営していました。事件後、市が返還を求めましたが学校法人側は応じず、3月31日の期間満了まで運営してきました。
4日の開園式には新入園児13人と保護者らが出席。新たな運営事業者は市が設立した「牧之原市社会福祉事業団」となりました。
●牧之原市社会福祉事業団理事長 杉本基久雄市長
「命を預かる、育む、そうしたことを一番の理念に保育を行っていきたい」
牧之原市では1歳児の保育士配置基準を6対1から5対1に改め、保育の充実を図るということです。