「人生に残る最高の思い出に」静岡市の中高生で結成したダンスユニットが日本一に

静岡市の中高生で結成したダンスユニットが日本一に輝きました。高い技術を備えたメンバーのこだわりは、年齢を越えたコミュニケーションです。
13日鈴木知事のもとを訪れたのは、3月に行われた全国大会で優勝した静岡市の女子中高生12人によるダンスユニット「NEOBLACK(ネオブラック)」です。
●元リーダー 浅井玲緒奈さん:
「報告をできたことが何よりもうれしくて、人生に残る最高の思い出になりました」
3月、横浜市で開かれた「JHC(ジェイ・エイチ・シー)ダンスコンテスト」。地方予選を勝ち上がった139チームが出場した全国大会です。
そのヒップホップ部門で、初出場にして初優勝を果たしたのが、「NEOBLACK」。高い技術力と見応えのある演出が評価されました。
●大場舞桜アナウンサー:
「こちらのスタジオで日本一のダンスユニットが練習中という事です。すでに足音聞こえてきます」
静岡市内のダンススクール「BOMBGAM(ボムジャム)」。幼稚園児から高校生まで、およそ300人が通っています。
その中でも存在感が際立っていた、「NEOBLACK」のダンス。中学2年から高校3年の12人で、2024年の夏に結成すると、メキメキと頭角を現しました。
12人の息がぴったりと揃った、一糸乱れぬパフォーマンス。驚くのは、その練習時間です。
●3年生 新間優花さん:
「練習は基本的に週1回の1時間」
全員で練習できるのは、学校が休みの週末1時間のみ。限られた時間でダンスを磨き上げる秘訣は何なのか…。
幼稚園でダンスをかじり、大学ではミュージカルサークルで主演を務めた大場アナも、練習を体験させてもらいました。
●大場アナ:
「早いですし、全くついて行けないんですけど、楽しかったです」
激しいダンスでも見事に息を合わせるNEOBLACKのメンバー達。実は、ある事にこだわっていました。
●3年生 新間優花さん:
「皆で意見を言い合ったりとか、年下年上とか関係なく言い合える関係」
全員が集まれる機会が少ないからこそ、練習中はとにかく会話を絶やしません。限られた時間で培ったチームワークで、見事日本一の栄冠を勝ち取ったのです。
大会連覇を目標に活動するNEOBLACK。
ただ、3月の大会を最後に高校3年生だったメンバーがユニットを卒業しました。
●元リーダー 浅井玲緒奈さん:
「一言で言うと、青春の塊の皆だなって思います。皆なら絶対また全国優勝してもらえる」
●新生ネオブラック最年長 八木心優さん:
「卒業した3人の気持ちも受け継ぎながら皆で優勝を目指して頑張っていきます」
12人で作り上げた、NEOBLACK。先輩の思いを引き継いだ、9人の新たな物語が始まります。
