「条件付きで完了のものは解決したとは言えない」リニア新幹線工事・水資源問題の「対話完了」を受け市民団体が静岡県に撤回を要望

　リニア新幹線工事を巡る水資源問題の「対話完了」を受け市民団体が静岡県に撤回を要望しました。

　県に要望書を提出したのは、リニアに関する２つの市民団体です。２日の県の専門部会では水資源に関する議論が終了しています。

　これに対し市民団体は、条件付きで完了のものは解決したとは言えないと指摘。そもそも長野県境の問題が項目に入っておらず、今後も専門部会で協議すべきなどと主張しています。

●南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク・静岡　松谷清共同代表：
「静岡県工事がスムーズに始まるかのようなイメージを非常に強く打ち出している」

　市民団体は、県に６月末までに文書での回答を求めています。