リニア中央新幹線の工事の状況や大井川の水資源を守る取り組みについてJR東海が住民説明会 静岡・島田市

YouTube Video リニア中央新幹線の工事の状況や大井川の水資源を守る取り組みについてJR東海が住民説明会 静岡・島田市
動画を再生

住民の理解には繋がったのでしょうか。
リニア中央新幹線の工事の状況や大井川の水資源を守る取り組みについて、JR東海が説明会を開きました。

山﨑琢也記者:
「島田市のこちらの会場でJR東海による初めての住民説明会が開かれています。午前10時の開場と同時に多くの方が来場しています」

 マスコミには非公開で始まったJR東海の説明会。

 住民に向けた説明会が開かれるのは、今回が初めてです。

 通常の説明会とは違い、静岡県内での工事の現状や大井川の水を守るための取り組みなどを説明する映像やパネルが展示されているほか、JR東海の社員に直接質問することもできます。

 説明会をめぐっては、2024年開かれた大井川流域の市長町長とJR東海の丹羽俊介社長の意見交換会で開催を求める声が上がったほか、丹羽社長も今週の会見で
「住民の懸念を解消するために重要」と必要性を語っていました。

島田市民は

 説明を聞いた島田市民は…

島田市民(80代)
「マンツーマンでしてくれたので、自分の疑問点は全部質問した。だいぶクリアになった。きちっとこれからなので続けてもらいたい」

島田市民(50代)
「東海道新幹線は大雨や台風や地震があると止まるが、リニアはそういうことが少ないとJRの方に聞いたので、そういうところはいいのかなと。リニアも国策として推進した方がいいのかなと思った」

 一方で、疑問や懸念が払しょくされなかったという意見も…。

Q説明会を受けて安心したことは?

島田市民(70代)
「そういうことはない。各地域で地盤沈下が起こったりいろいろな問題が起こっている。でもそうした問題には
一切触れていなかったので…」

島田市民(70代)
「あまり変わっていない。本当にうそ偽りなくやってくれるかどうか。いい点は30年後でも(大井川の)利用者に負担をかけないようにしますと、その一言が大きかった」

島田市民(80代)
島田市民(80代)

島田市長は

 会場には住民のほかにこの人の姿も…

島田市 染谷絹代市長:

「一人の方に一人の説明員がついて最後までご案内したということを聞いていますので、多少なりとも疑問を解消できるそんな場になったんではないかなという風に思います。今回1回のみでなくてこれからもちょくちょくいろんな場所で、こうした説明会はやっていただきたいと思います」

中央新幹線静岡工事事務所 永長隆昭所長
「直接疑問に思っていること、気にされていること、お話をお伺い出来て非常によかった。少しでも理解を深めていただくということを重ねることが、早期の着工にもつながっていくのではないかと考えている」

 島田市での説明会は9日も開かれるほか、大井川流域の他の自治体でも4月までに順次開催される予定です。

島田市 染谷絹代市長
島田市 染谷絹代市長