アメリカの関税政策の影響は夏以降に出る可能性がある… 日銀静岡支店は3カ月連続で判断を据え置き

 日本銀行静岡支店は6月の静岡県内経済の動向について3カ月連続で判断を据え置きました。アメリカの関税政策の影響は夏以降に出る可能性があるということです。

 日銀静岡支店は今月の静岡県内経済について「一部に弱めの動きもみられるが緩やかに回復している」と3カ月連続で判断を据え置きました。

 いずれの項目も横ばいで推移しています。

 個人消費は5カ月連続で「物価上昇などの影響がみられるものの緩やかに増加している」と判断されました。食料品などの非耐久財を中心に物価上昇を背景とした消費者の節約志向は引き続きみられるものの、賃上げで家電、自動車などの耐久消費財や宿泊、外食といったサービス業などが堅調に推移しているということです。

 輸出は3カ月連続で「弱含んでいる」、生産の動向は13カ月連続で「横ばい圏内の動き」と判断されました。

 日銀静岡支店は「アメリカとの関税交渉の期限が7月上旬なので、それ以降の夏に影響が出る可能性がある」としました。

アメリカの関税政策の影響は夏以降に出る可能性がある… 日銀静岡支店は3カ月連続で判断を据え置き