スーパーで“5キロ2000円”備蓄米の販売広がる 開店1時間ほどで整理券配布終了 「全員の手に届くのは難しい」 静岡市

徐々に広がっている、“5キロ2000円”の備蓄米の販売。静岡県内でも本格的に販売が始まりました。
伊地健治アナウンサー:(静岡・駿河区 午前7時半):「こちらでは開店10時から500袋の備蓄米を販売するということなんですが、今まだ7時半なんですけれども、200人以上並んでいます」
県内に23店舗を展開するバロー。13日、備蓄米が販売されたのは、そのうちの9店舗で、静岡市駿河区のこちらの店舗にも朝から長い行列ができました。
先頭に並んだ客(静岡市民60代)
Q:朝何時に来た?
A.「4時すぎぐらい。テレビで見ていると、(備蓄米の流通が)東京のほうは早いなと思いますけど、静岡あたりは遅いなと思います」

午前8時から整理券を配り、随意契約で購入した2022年産の「古古米」を5キロ税込み2160円で販売します。
伊地アナ:「開店時間を15分早めて、今、午前9時45分、政府備蓄米の販売が始まりました。事前に整理券を受け取っているお客さんが、次々と5キロ税込み2160円のお米を手にしています。あっ!笑顔になっているお客さんの姿も見えます」
次から次へ、飛ぶように売れていきます。
購入した60代男性(静岡市民)
Q:備蓄米を手にした感想はいかがでしょうか?
A.「うれしいですね、4000円台のお米は手が出ないので、やっぱうれしいですね」
購入した人40代女性(静岡市民):「普通のお米よりお値段が半額以下なので家計に助かります」

開店から、わずか1時間で…。
バロー担当者アナウンス
「本日、政府備蓄米販売の整理券、ただいまをもちまして予定数を販売いたしました」
整理券500枚の配布が終了。それでも…。
バロー担当者が客に説明
「きょうだと朝7時から並んでいただいて、8時から配布させてもらって、開店から10時半までは渡せていたんですけど、11時くらいには終わっちゃったんで」
男性客「これって購入できます?」
バロー担当者「こちら整理券がないと」
男性客「どこにある?」
バロー担当者「もう終わっちゃって、ごめんなさい」
バローは、今後の備蓄米の販売予定を「未定」としていますが、精米や袋詰めなどの作業を、急ピッチで進めているということです。
バロー静岡地区長 田口篤さん
Q.常に店頭に並んでお客さんが手に取れるという販売は難しい状況?
A.「今の状況では、精米のスケジュールもございますので、今すぐ皆様のお手に届くというのは難しい状況」
静岡でも本格化する、“5キロ2000円”の備蓄米の販売。あす14日は「ヒバリヤ」が静岡市や藤枝市などの5店舗で、あさって15日は「マックスバリュ東海」が県内8店舗で販売を予定しています。
