静岡市が17世帯に計220万円の支給漏れ…高額療養費制度の払い戻し金 処理状況の管理が不徹底だったか
静岡市は国民健康保険の高額療養費制度の払い戻し金に約220万円の支給漏れがあったと明らかにしました。
高額療養費制度は、医療機関などで支払った医療費が1カ月あたりの自己負担限度額を超えた場合に、後から払い戻される制度で、静岡市では、2022年度から区役所に一度申請すれば、自動的に支給される仕組みとなっています。静岡市によりますと、5月23日に対象者から葵区役所保険年金課に問い合わせがあり、支給漏れを覚知。その後の調査で、17世帯約220万円分が支給できていないことが判明したということです。複数の担当課が関わる支給に向けた手続きの過程で、処理状況の管理が徹底できていなかったことが要因とみられます。
支給漏れの対象者には、すでにお詫びの文章を発送し、6月下旬までに振り込む予定だということです。
市は、照会業務の手順や管理方法を見直し、新たなマニュアルを作成するなど、事務処理を徹底するとしています。
