築65年の庁舎…時代感じる螺旋階段に雨漏り受けの缶も 議会が否決 どうなる?三島市役所建て替え問題【前】

静岡・三島市 豊岡武士市長:「三島市が22世紀に向かって飛躍的な発展をとげるチャンスをなくしてしまった。」
10日、三島市議会で、市庁舎の移転・建て替えに関する条例案が否決されました。2031年の供用開始を目指し、今ある場所から900メートル離れた場所に、移転し建て替えるための条例案でしたが…
議会の3分の2以上の賛成票が必要なところ、1票足りず、否決されたんです。
伊地健治アナウンサー:「三島市役所に来ています。この庁舎の建物、できたのが1960年、65年も前なんですね。ですのでやはり見てみると、古びた感じがあります」
伊地アナ:「入り口のエントランスの天井ですね、ところどころ、塗装がはがれてしまっています」
市庁舎の中に入ると…
伊地アナ:「ここが螺旋階段になっていて、2階3階に上がれるようになっているんですが、ここがね、時代を感じさせます」
伊地アナ:「サッシがこれ、全部鉄なんですよね、なので、市役所の方に聞きましたら、強い雨が降ると、たびたびこの窓から、水漏れがしてくると、雨漏りがしてくると」

伊地アナ:「ここスゴイですね、これ雨漏りの跡ですけれども、窓枠と壁の間に、塗装がはがれたり、カビのようなものがビッシリついてるかんじがあります。ちょっとポロポロ落ちてきちゃいますね、触ると。塗装が…っていうよりも、腐食してるんですかね、金属の表面が」

伊地アナ:「ここも、雨漏りがひどい場所なんでしょうね、壁も窓枠もめくれ上がったような形になっています。あっ、で、ちょうどこの下ですね、缶が置いてあって、ぞうきんがあります。雨漏りの水を受けられるようになっています」

伊地アナ:「実は、この建物は三島市役所の本庁舎、と呼ばれています。他にもですね、中央町別館、大社町別館と、入り口にこのような案内がありまして、本庁舎とは離れた場所に、それぞれある。こうした課が、離れた別館にありますよということで、住民にとっては、ちょっと案内を見ないと、わかりづらい」
庁舎に来た三島市民は…
来庁者「函南から来たんですけど、ちょっと(市庁舎が)小さいなと思います」
三島市民50代「窓なんかもね、結構昔のものだなっていう気はしますけど…新しくなったら、うれしいかなとは思いますけど」
三島市民70代「色々な場所にわかれてるし、色々なところがちょっと古くなってるし、狭いし、駐車場も狭いですしね」
三島市民50代「生まれてすぐ三島に来たので、その頃からずっと変わらない庁舎ですのでね、そろそろ、新しくしてもいいんじゃないか」
