【リニア建設工事】JR東海は山梨側から掘り進めている先進坑について、静岡県まで300メートルの地点を越えたと発表
リニア工事を巡り、JR東海は山梨側から掘り進めている先進坑について、静岡県まで300メートルの地点を越えたと発表しました。
JR東海によりますと、本抗を掘る前に掘削する先進坑は、17日午後、静岡県まで300メートルの地点を越えたということです。
県境300メートル以内の掘削を巡っては、川勝前知事が「静岡県側の水が流出する恐れがある」などとして、認めない姿勢を示していました。しかし鈴木知事就任後の2024年6月には、県と山梨県、JR東海の三者が県境300mを越えた調査に合意。
その3カ月後、地質や湧水の状況を調べるためのボーリング調査が県境300メートルを越えました。
ボーリング調査の次の段階にあたる先進坑については、JR東海が3月の県の専門部会で県境から300m以内の掘削にあたり、管理フローなどに基づいてリスク管理を行うと説明。委員らは「一定のリスク管理がされると確認できた」と評価し、県も掘削を進めることを了承していました。
