木製ヘルメットや木銃など市民から寄せられた戦争関連資料で当時を振り返る企画展 静岡・三島市郷土資料館

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15日で終戦から80年。静岡県三島市では市民から寄せられた資料で当時を振り返る企画展が開かれています。

 三島市郷土資料館では戦後50年の1995年に市民から寄贈された戦争関係資料を今回、改めて展示しています。

 こちらは金属製品の回収・生産抑止により登場した代替品。

 木で造られた「防空用ヘルメット」や、金属製品回収で失われた三島宿の時の鐘の写真など、およそ170点が展示されています。

 そして、こちらは珍しい「木銃」。

 先端に「たんぽ」とよばれるゴムがついており、男子が行う兵式体操などで使われていました。

 1943年グライダーの訓練を行う三島市立青年学校の生徒たちの貴重な写真も展示されています。

三島市郷土資料館 学芸員 柿島綾子さん
「戦争体験者から直接お話を伺うことは少なくなっている。会場に来て、今の平和の大切さを知っていただけたらと思う」

 この展示は9月28日まで開催中です。