自民党総裁選の前倒しを求める声は収まらず~静岡県の有権者は
注目される自民党総裁選の行方。党内で意見が割れる中、静岡県民はどう見ているのでしょうか。
石破総理
「地位に恋々とするものでは全くございません。しがみつくつもりは全くございません」
「然るべき時にきちんとした決断をすることが私が果たすべき責務である」」
今ではなく、しかるべき時に。
事実上の続投宣言をした石破総理ですが、自民党総裁選の前倒しを求める声は、日に日に注目度を増してきています。

自民党 麻生太郎最高顧問
自民党 麻生太郎最高顧問
「総裁選挙の前倒しを要求する書面に、署名、そして提出をすると決めております」
麻生最高顧問は、党内唯一となった自らの派閥・麻生派の研修会で賛成を表明。
派閥として賛否を縛らない方針ですが、議員の判断に影響する可能性があります。
前倒しの総裁選を求める声は、“身内”からも…。
石破内閣を支える副大臣と政務官の中でも、少なくとも16人が賛成する意向です。

小泉進次郎農水大臣
石破総理にとって、仲間の1人。
コメ政策をめぐる窮地に抜擢された、この人は…。
小泉進次郎農水大臣
「党として解党的出直しに取り組むと位置付けたことは、その通りの行動をしなければいけないと思います」
前倒しに賛成するかどうかは、明言を避けました。
小泉進次郎農水大臣
Q.仮に総裁選となれば出馬についてどう考える?
「一人一人の議員として判断が問われるところですので、私もしっかりと向き合いたいと思います」

高市元経済安保担当大臣
“ポスト石破”と言えば…。
自民党 高市元経済安保担当大臣
「心にとっくに決めております」
Q.書面提出されるということか?
その質問に、とびっきり!の笑顔を見せて…。
自民党 高市元経済安保担当大臣
「意思表示はさせていただきます」

静岡県民の意見は・・・
総裁選の前倒しについて、静岡県民の意見は・・・。
40代 「前倒しすべき」
「続投はちょっと厳しいんじゃないかなと思います」
Q.すぐ代わった方がいい?
「できるなら」
50代 「前倒しは不要」
「(前倒しは)しない方がいいかなと思う/今の政治、しっかりやることをやってもらった方がいいので、続投でもいいのかなと個人的には思います」
40代 「今ではない」
「今の時期はまだ前倒ししないほうがいいような気がします。海外とのやり取りも終わっていないので一区切りしてからがいいのでは」
70代
「自民党政治がもう末期症状だと思いますので、石破さんがどうこうとは思いませんね。まともに政治をやってほしい。それだけです」
60代 「どちらとも言えない」
「半数以上になったらやむを得ないとは思うけど。麻生派や旧安倍派がちょっと表立って先導してるみたいな感じで、反省がないから」

若林洋平参院議員
国会議員と都道府県連の代表者を合わせた、過半数の172人が賛成すれば決まる、総裁選の前倒し。
現状、過半数に達するかどうかは不透明です。
静岡県内議員では、深沢陽一衆院議員と若林洋平参院議員が前倒しを求める方針を明らかにしていて、新たに勝俣孝明衆院議員も賛成することが分かりました。
「とびっきり!しずおか」に生出演した若林洋平参院議員は総裁選について…
若林洋平参院議員
「特にこの間の(両院議員)総会後は一気に(加速している)というところは感じる。総理ご本人をおっしゃっていたが、なかなか自分が出せなかった、大敗したということは、そこは一定の執行部と総理の責任は私はあると思う」
Q(総裁選は)現時点で行われると思う?
若林洋平参院議員
「基本的には行われると私は思うが、リベラルから保守までしっかりとというと、それは高市先生なり小林先生なりというのは私の中では。」
静岡県連は前倒しを求める方向で調整していて、6日にも正式決定する見通しです。
