田久保市長に高校生が提言「失われた3カ月をちょっとでも良い方向に」 市議選に田久保派は何人立候補か 静岡・伊東市

田久保真紀市長の学歴詐称問題で揺れる静岡県伊東市。2日、市内の高校生が田久保市長に「提言書」を手渡しました。
「いとう子どもみらい会議」宮内友暉代表:「よろしくお願いします」
田久保市長に「提言書」を手渡したのは「子どもみらい会議」を主宰する地元の高校生。市長の学歴詐称問題によって市政が停滞しているとして、選挙権のない市内の小学生から高校生までの「声」が届けられました。
いとう子どもみらい会議 宮内友暉代表:「市政に市民の意見を反映しやすくする体制づくりを強く要望します」
2日は前回の市長選で田久保市長が反対した新しい図書館建設や観光振興など5つの項目について要望しました。
伊東市 田久保真紀市長:「囲まれて緊張しちゃうと思うけど…もうちょっと圧を少なめにしていただいて…」
カメラの多さに堅い表情を浮かべる高校生を気遣う様子も…・
伊東市 田久保真紀市長:「予算が限られた中でどれだったらみんなが納得してくれるんだろうみたいなことも、ぜひ考えてもらえると、市政の面白さや難しさを体験してもらえると思うので、ただやるだけじゃなくて反映できるように、ぜひ取り組みを作っていきたいと思う。お手柔らかによろしくお願いします」

およそ30分にわたり意見交換をした宮内さんは…。
「いとう子どもみらい会議」宮内友暉代表:「伊東市の失われた3カ月をちょっとでも良い方向に動かせたなら良かった。一番は安定的な市政」

市議選の行方は
市政が“不安定”な状況の中で行われることになる伊東市議選。今回の選挙で最大のポイントとなるのが、立候補をする候補者たちが田久保市長に対する2度目の不信任決議案に「賛成」するのかどうかです。
静岡朝日テレビの取材では、1日まで行われた事前審査に参加した30陣営が市議選に出馬する意向を示しています。このうち26人が田久保市長への不信任決議案に「賛成」、1人が「反対」、1人が「未定」としています(未回答:2人)。今後の伊東市政を占う伊東市議選は12日告示、19日投開票です。
