戦後80年の節目に静岡市清水区の戦没者をまつる忠霊塔跡地の記念碑を撮影し戦争の記憶を次世代に 静岡県

戦争の記憶を次世代につなげようと、静岡県が静岡市清水区の慰霊碑の跡地で遺族会の人らと動画の撮影をしました。
静岡県は戦後80年の節目に、県内の戦争経験者の話や各地に残る慰霊碑などを動画として記録に残す取り組みをしています。
静岡市清水遺族会 杉山彬次副会長
「次の世代に戦争というものがいかに悲惨であるかということを継承するために、記念碑として建てられました」
2日は静岡市清水区の公園で撮影が行われ、特徴的なシルエットで市民に親しまれてきた戦没者をまつる忠霊塔が、かつてこの地にあったことなどを地域の遺族会が解説しました。
静岡市清水遺族会によりますと、忠霊塔は2021年に耐震の観点から取り壊されましたが、跡地には新たに記念碑が作られ、建立当時の理念を今に引き継いでいるということです。
撮影した動画は後日、静岡県の公式YouTubeで公開されます。