田久保市長が鈴木知事に要望「温泉施設の老朽化が進んでいる」　知事は市長の取り組みをほめたものの…　静岡・伊東市

　静岡県伊東市の田久保真紀市長が、伊豆半島の地域課題の解決を目指すサミットに参加し、意見を交わしました。

板垣亮記者：「伊豆半島の首長が会場にやってきました。田久保市長の姿もあります。このように首長が一堂に会するサミットで、どう連携を深めるかがポイントになります」

静岡県　鈴木康友知事：「市長の皆さんと連携する　それと信頼関係を築いていくということが重要である」

　サミットでは、鈴木知事と伊豆半島の１０市町の首長が観光、教育、防災など７つの分野で意見を交わしました。和やかなムードで会が進む中、他の首長の発言に質問はせず、じっと耳を傾けていた田久保市長。事前に通告していた「温泉資源の保護や活用について」の発言機会がくると。

静岡・伊東市　田久保真紀市長：「（温泉施設の）老朽化が進んでおりまして、それを直すための費用というのもなかなかの負担になっております。県としましても、ぜひそういったところにもお使いいただければと、そのように思っております」

　それに対し、鈴木知事からは。

静岡県　鈴木康友知事：「田久保市長からは、同市がですね、入湯税での超過課税、今、施設の老朽化対策でありますとか、観光振興等に取り組んでるという、非常に良い取り組みだなという風に思います」

　県の支援について言及はありませんでした。