公明の連立離脱…自民静岡県連は「協力関係維持」を確認 若林氏「思想的に一番近い」  

YouTube Video 公明の連立離脱…自民静岡県連は「協力関係維持」を確認 若林氏「思想的に一番近い」  
動画を再生

久須美舞記者(午後3時すぎ/都内):「議員会館の売店では早速、高市新総裁が描かれた商品が売り出されている。先週発売したということです」

 新総裁が誕生するたびに発売されてきた国会名物のお土産。パッケージには笑顔の高市総裁が描かれていますが、現実は、笑顔というわけにはいかない状況になっています。

 公明党の連立離脱によって揺れる自民党。14日、自民党の鈴木俊一幹事長が会談したのは、国民民主党の榛葉賀津也幹事長です。今回の会談は、自民側から申し入れたもので、鈴木幹事長は「基本理念が一致している」と呼びかけ、連携を打診したということです。これに対して、榛葉幹事長からは年収の壁の引き上げなどを決めた3党の幹事長合意について、年内に実施することなどを求めたといいます。

国民民主党 榛葉賀津也幹事長:「103万円の壁の178万円を目指した引き上げと、ガソリン税の暫定税率プラス軽油の暫定税率の廃止は、スピード感を持ってやりたいとおっしゃっていただきました。これは高く評価したいと思いますし、実際にやるかどうか、見極めたいと思います」

 鈴木幹事長は高市総裁と玉木代表の党首会談を申し入れていて、榛葉幹事長は「代表が判断する」として、検討する考えを示しました。

公明の連立離脱…自民静岡県連は「協力関係維持」を確認 若林氏「思想的に一番近い」  

静岡県連は「公明党と協力関係を維持」確認

 一方、静岡県の自民党国会議員たちも、今後の対応を協議しました。静岡では、引き続き公明党と協力関係を維持していくことを確認したということです。

自民党静岡県連 井林辰憲会長
Q.県内選挙においてどのような影響が懸念されるか?
A.「公明党と一緒にやらないことが想像できないというのが正直なところです。選挙だけじゃなくて政治活動全般にわたって、これまでと同じ関係を築いていきたいと思います」

 “総理候補”に名前が挙がる、国民民主党の玉木代表。野党一本化で、「次の総理」の座も見えてきますが…。

国民民主党 玉木雄一郎代表(午前10時半ごろ):「やっぱり政権を共にするのであれば、基本政策の一致は必要だと思います」

 それでも、現時点で最も総理に近いのは、比較第一党の自民党総裁です。

公明の連立離脱…自民静岡県連は「協力関係維持」を確認 若林氏「思想的に一番近い」  

久須美舞記者(午後3時すぎ/都内):「自民党本部では午後3時から両院議員懇談会が開かれ、県内選出の議員も参加している」

 14日午後3時に始まった、自民党の両院議員懇談会。高市総裁の隣には、笑顔を浮かべる麻生副総裁の姿が…。

出席した県内の自民党議員は。

自民党静岡県連 井林辰憲会長:「関係改善に向けてやれることは全てやるという決意表明もありましたので、私個人としては非常に高く評価しておりますし、県連の思いと全く一緒だと思っています」

深澤陽一衆院議員:「自民党と公明党の関係というものは変わりない、という発言もしていただきました」

若林洋平参院議員:「今一旦こういう形になっているとは思うんですけども、そこは何と言ったって一番思想的に近いものというか、歩み寄ってきたことが事実だと思いますので、今後そういうこともまた再構築というのはあり得るのではないかなという、そういう期待は皆さん持っているのではないかと思います」

細野豪志衆院議員:「公明党さんというのは、私はむしろ政策的に言うと、自民党の足りないところを補っていた存在だと思っているんですね。だから、そこに戻るのが一番いいと思いますけれども、正直、簡単じゃないんでしょう。いろいろな可能性を探っていくということだと思います」

公明の連立離脱…自民静岡県連は「協力関係維持」を確認 若林氏「思想的に一番近い」